「願い」を使ったCMを考えてみた2 その2
その1は一個前の記事になります。
冬の斜めになった日差しが廊下に差し込んできて窓枠の格子が廊下に格子模様を作っている。
その中を長い髪を揺らしながらかしゆかは小走りで駆けていった。
長い髪が日差しを受けてキラキラと光の粒を反射していた。
先輩のいる教室は階下にある。
まだ教室にいるだろうか?少し不安になりながら階段を勢いよく降りて行った。
あ~ちゃんとのっちもドキドキと胸を高鳴らせながら後をついてくる。
階段の踊り場でクルッとUターンしたときのことだった。
抱えた鞄から何かが出てくるのがわかった。
かしゆかはちらっと視線を足元からカバンに移した。なんとそこにはチョロくんとフーくんがカバンの隙間から今にも出てきそうな勢いで顔を出しているではないか。
驚いたかしゆかは「うぇっ!」と声を発して足元をすべらせてしまった。
なんでここに!?そんなこと考える間もなく階段から転び落ちそうになりカバンを手放してしまった。
辺り一帯に散らばるかしゆかのカバンの中身。その中に先輩へのプレゼントももちろんあった。
前につんのめりながらも床に手をつき、しりもちをついてしまったがなんとか誰もが目を覆う悲惨な状況だけは逃れられたようだ。
急いで自分の荷物をかき集めるかしゆか。
チョロくんとフーくんにも注意を払いながらあたふたとカバンに荷物を詰めていった。
その時「はい、これ。大丈夫?」という声がした。目の前に男の人の足もとが見えた。
ゆっくりと視線を上げていく。
そこに立っていたのはかしゆかのプレゼントを持った憧れの先輩だった。
物陰から覗いていたのっちとあ~ちゃんはガッツポーズで自分のことのように喜んでいた。
頬を赤らめてかしゆかは少しの間固まったようだった。
床の上にはチョロくんとフーくんがちょこちょこと動き回っていた。
ここでナレーションと商品の紹介。
で、最後の場面。
三人で帰るいつもの道。
かしゆかの携帯が鳴る。メールの着信だ。
携帯を開くとそこには先輩からのメールがあった。
のっちとあ~ちゃんも両脇から覗きこむ。
「ありがとう(^ω^) 」
メールにはそう書かれていた。
これで終わりです。
ちょっと長すぎましたね(笑)
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