RIJの大トリがPerfume?

今年のROCK IN JAPANの大トリはなんとPerfumeなんだそうだ。
ROCK IN JAPANといえば、8月2日(金)から4日(日)までの3日間、茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園にて開催される音楽イベントなのだが、最終日の一番大きなステージででの大トリである。
ちなみに、初日はサカナクション、2日目はBUMP OF CHICKENである。

これはどうしたものかな、と思う。
大トリとはそのイベントの核となる、というか最も印象付けるものだろう。ほんとにPerfumeでいいのか。
日本のロックは・・・とは思わないが、Perfumeにとっても誇らしいことだろうが、実際はそれほどおいしくない。
フェス好きなロキノン系の人の中には「最近フェスにはオタクがくるんだよね」というちょっとだけ古い考えの人もいる。そういう人は大トリでPerfumeとなると帰りが混む前に帰ろうとする人も多いだろう。実はそういう人にこそ見てほしいのだけれども。
俺には「ちょっとおじゃましております」ぐらいの感じでフェスに出演するくらいがちょうどいいと思っている。お笑い芸人が映画を撮ってそれがベネチア映画祭でグランプリとっちゃったみたいな感じがいい。アイドルみたいなかわいい女の子なんだけどロックのフェスに出て大好評だった、というのがいいのだ。でももうそういう時期は過ぎたのだなと感じる。ライブにおけるPerfumeの実績が正当に評価されたのだろう。
でも、評価されつつも、これは主催者側のちょっとしたテストなのかもしれない。いや、気まぐれか。シェフの気まぐれサラダか?何にしろ踊れるなら踊ってしまえ!って感じだろうかw


日本のロックは・・・という書き方をしたが、日本のロックはどうなってしまうだろうかということなんだけれども、そもそもこの混沌とした状況自体がそのものなので、変わらない部分もあるが常に時代に合わせて変化しているものを嘆いても仕方ないということだ。
以前日本にはバンドブームがあり、ライブハウスでしか聞けなかった音楽が突如としてテレビからお茶の間に流れてきたという面白いムーブメントがあった。それまではアイドル音楽や一部の耳触りのいい安全な音楽しか流れてこなかったテレビから、様々な、人の根源的欲求を歌詞とするような音楽が、ギザギザした音楽が流れてきたのだ。それは強烈な違和感であり、またその人たちを支持し共感する人も増えていった。
ロックバンドにとってはテレビの音楽番組でどれくらいのインパクトを残せるかが重要であった。また、ロックバンドのファンたちはその残したインパクトの大きさを面白がり誇りに思ったりした。これはPerfumeがフェスでどれくらいのインパクトを残せるかということを興味深く見つめているファンの心理と同じようなものだと思う。

ともかく、当時のロックバンドには目指すフロンティアがあった。テレビに出てインパクトを残すこと、それが市場拡大につながる、と。しかし今現在はどうだろう?テレビの権力は失墜した。テレビに出たからと言って売れるわけではない。宣伝する媒体としては依然として優位にあるがこれからはわからない。
テレビの権力が大きかったころは簡単であった。対立構図を作ればいい。大きな権力に対抗するもの、パンクやロックがそれだったのだ。でも今は対立すべき大きなものがない。隠されてしまっているのかもしれないけれど。対立構図を煽ること自体が古臭いものなのかもしれない。だから結果として混沌としているのだろう。これらがその原因の一つだと思う。

そんな状況で、この音楽フェスというシステムはいわゆるロキノン系のバンドにとっては相互互助会のシステムのような気がしてならない。いい意味で、ある。みんなで集まってフェスをやれば仕事になるし、地域の振興にもなる。いいことづくめだ。CDが売れない、日本の音楽界は終わった、などと言われているが、音楽が終わったわけではなく、ただCDが売れないだけで人々は生の音楽を聴くためにわざわざ外へ出かけているのだ。フェスは、RIJ、サマソニなどは特に何十万人もの人を集める。このような状況で音楽は終わったなどと言っているのは、CDを発売することによって甘い汁を啜ってきた吸血鬼のような既得権益を持つ人たちだけだろう。あなたたちの既得権益が賞味期限切れになったんだよ。

パラパラとフェスの出演者のラインナップを見ているとももクロやBABY METALなんかもサマソニには出ているようだ。もっと出演者はいろんなところに声をかけるべきかと思う。動員につながらないかもしれないが。バイオリンや胡弓、尺八など生の演奏でもいいし本物のゴスペルグループでもいい。そのコラボでもいいし。普段は聞けない音楽を、興味のあまりなかった音楽を聴ける場所を作るべきかと思う。
フェスという文化はもう日本人に浸透してそれを楽しんでいる状態なのだが、これからはもっと一歩踏み込んで、そのフェスというごった煮のような場所から何か新しい音楽が、文化が生まれないかなと期待している。



客が大人しいのは、リンゴスターやトッドラングレンらのバンド目当てのファンが多いからだろうか。
彼らにとっては第一種接近遭遇って感じだろう。この違和感がいい。愛すべき違和感だ。
あ~ちゃんがここまで煽るのも珍しい。
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